パンの起源

古代メソポタミアの人達は、麦の栽培が始まった紀元前6000年頃に、麦を石を使って磨り潰して、粉末状にしたものに水を加えて煮て食べていました。

そして、これを焼いて保存性をよくしたものが最初期のパンだと考えられています。

しかしながら、このころのパンはまだ酵母菌が加えられていないため、醗酵せずに焼いていたので平らな硬いパンでした。

フォカッチャ

フォカッチャとは、イタリア語で「火で焼いたもの」という意味です。

イタリア北部ポルトフィーノの郷土料理で、ピザの原型とも言われる円形のパンです。

生地にオリーブオイルが練りこまれ、ハーブなどで風味づけされていることが多いです。

塩がふってあるだけのシンプルな物から、オリーブの実やロズマリーノ、タマネギをのせて焼いた物、蒸したジャガイモを入れて焼き上げた物までいろいろなバリエーションが存在します。

また形も5、60cmもある板状の物から、ピッツア状に小さく焼いた物までいろいろあります。

ナン

インド・中近東で食べられている平たい楕円形のパンで、大きさはいろいろありますが、一般的にカレーに付けて食べることが多いです。

小麦粉を、イースト菌を使わずに、小麦などに含まれる野生酵母菌を自然発酵させた菌でさせます。

そして発酵させた生地を平らに伸ばし、タンドリーチキンを焼くの釜の内壁に生地を貼りつけるようにして焼き上げます。

ベーグル

ベーグルは、発酵させた小麦粉の生地を輪の形にして、湯にくぐらせた後に焼いて作られるユニークな製法のパンです。

ベーグルのあっさりとした味わいは、いろいろな食材と相性が良く、チーズをはじめハムや野菜をたっぷりはさめばべーグルサンドになります。

また、ベーグルの生地自体にいろいろな味つけしたものも存在します。

具体的には、ゴマ、ニンニク、芥子の実、タマネギ、ライ麦や、シナモン、レーズン、ブルーベリー、クランベリー、プンパーニッケル、鶏卵、サワードーなどを生地に加えます。

ライ麦パン

東欧諸国で好まれ、種類は多彩。まろやかな酸味とコクが特長で、栄養的にも優れている。

ライ麦パンは、北部ドイツや東ヨーロッパなどで食べられているパンです。

ライ麦パンの原料であるライ麦には、粗挽きや細挽きがあり、ときには小麦粉とブレンドすることもあります。

噛み応えがあって、噛んでいるうちに味が出てきて柔らかくなり、まろやかな酸味とコクが特長です。

また、栄養面でも、炭水化物、タンパク質、ミネラル、食物繊維を一度に摂取できる優れものです。

ライ麦パンにはグルテンが含まれていないので、サワー種を加えて発酵させて作るので、酸味グセのあるパンに仕上がります。

その為、好き嫌いがハッキリ分かれるパンです。

パネットーネ

パネットーネは、ブリオッシュ生地の中に、ハチミツや刻んだレーズン、オレンジピールなどのドライフルーツをを混ぜ込んで焼き上げた、イタリアのクリスマス菓子です。

パネットーネは、甘く柔らかなドーム型の菓子パンで、賞味期限が半年ぐらいと長いのが特徴です。

ちなみに、ドライフルーツが入らないものはパンドーロと呼ばれています。

ロゼッタ

ロゼッタとは、イタリアで最も一般的なテーブルパンです。

イタリア語で、ロゼッタとは小さなバラの花という意味で、ばらの花をモチーフに作られており、パンの中に大きな穴が開いているのが特徴です。

皮の感触と香りを楽しむパンで、シンプルで軽い食感でありながら、皮はカリッと生地はしっとりとしています。

ロゼッタは焼きたてにオリーブオイルをつけて食べられています。